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 バナナを1本

腰を悪くしてから整骨院に通っているが、施術中に"お話"なんかをする。"お話"はたぶんに営業要素を含み(長く通わせるために)、不用意にプライベートに踏み込まれる感じがあり、わたしはこれが少し苦手だ。それはまあいい。その"お話"のなかで朝食のことが…

チャールズ・ブコウスキー『ブコウスキーの酔いどれ紀行』中川五郎訳 マイケル・モンフォート写真 ちくま文庫

昔、まわりで彼を読んでいる人が多かった。 「いいよ。ほんとうに」と熱心に薦める人、「まあ、おもしろいよ」と乾いた笑みを口元に浮かべる人、「いいんだよなー」と独り言のように言いながら視線が遠いところへ飛んでいく人、いろいろな人がいた。今、みん…

見た夢・落ちる夢

落下・転落の夢は、地面に落ちて死んでしまえば吉夢らしい。わたしは落ちる夢をよくみるが、夢の中で死んだことがない。 自転車に乗って宙に浮いている。 眼下に巨大な船がある。 航空母艦のようだが、何しろ大きくて船尾はかすんで見えるくらいだ。 突然、…

わたしがただ泣くばかりなので、わたしはどうしていいのかわからない。すこしはなれた所に座って、そこからいろいろと声をかけてみる。 なにか食べたほうがいいよ。映画でもみに行ったら? 落語もいいかもしれない。ほら、梶井の書いた城のある町に行ってみ…

『生きるための文学』プチグラパブリッシング

箱入り、シンプルできれいな装丁。 坂口安吾『風と光と二十の私と』 有島武郎『小さき者へ』 宮本百合子『生活のなかにある美について』 梶井基次郎『Kの昇天』 高村光太郎『智恵子の半生』 中原中也『亡弟』 堀辰雄『窓』 以上の作品を集めた短編集。書名が…

夏の花

ここ数日、朝晩だけは過ごしやすい。今朝の明け方など、扇風機をかけっぱなしで寝ていたところ、ひやっとして4時前に目が覚めた。日の出の時刻は確実に遅くなっている。季節は進む。とはいえ、昼間の暑さは今が盛りで辟易する。 暑いので花を買わない。昼間…

夕食

冬瓜とミョウガの煮物、白瓜のシーチキン和えで、ウリづくし。昼下がりのスーパーで、夏野菜が安い。本よみながら昼寝してからの、早めの夕飯。幸せだ。

行ったり戻ったり、たどり着けなかったり

早朝ジョギング。 神戸へ絵を見に行った。田崎飛鳥の絵、鑑賞は2回目だが、前回より強い印象を受けた。東北の震災をテーマにしている作品群が特に。色や造形が強いのは前も同じことを感じたが、今日は悲しさが強い。静かに悲しむ画家の視線がある。美しく優…

サマータイム

数年前に、役所を中心になにか社会実験的なことをやっていたような記憶があるが、あれはどうなったのであろうか。 そんなことはどうでもいい。わたしは最近4:30には眼が覚める。勝手にサマータイムをやっている。 いや、そんなことはどうでもいい。ジャニス…

田舎の、わたしにつながる一族の男たちは鮎釣りが好きで、祖父も父も叔父たちも、みな友釣りをやっていた。だから子どものころの夏、ほんとうにたくさん鮎を食べた。 『風の歌を聴け』の「僕」は、ジェイズ・バーで25メートルプール1杯分のビールを飲んだが…

梅雨も明けて暑いので

麦茶の消費スピードがすごい。ヤカン1回分がすぐになくなる。一人暮らしでもこうなのだから、ご家庭ではさぞやと思う。 「冷たいのが飲みたいなら、自分でわかして冷やしときなさい!」と母が言っていたのもわかる。

西炯子『娚の一生』小学館 フラワーコミックスα

少女漫画の高齢化。 近頃さいきん何でもかんでも高齢化ですわ。ヒロイン35歳、相手役52歳、場所は過疎化が始まった気配のする田舎町。地方と東京、地方の産業構造、バリキャリ女性の生きる道……まったくキラキラ要素がないにもかかわらず、内容は正しく少女漫…

かすかにゴロゴロ

お腹ではなく、雷が。 今ざあっと小一時間でも降ったら、今夜と明日の早朝は過ごしやすくなりそうなのに、その気配は薄い。雷鳴はだんだん遠くに。

喫茶店で長時間すわっておりますと……

隣席からいろいろなお話が聞こえてまいります。今日はなんでしよう、身成風体きちんとした60代とおぼしきお二人のダミ声の紳士。不動産のお仕事をなさっている社長さんらとお見受けしましたがー この方々が「うちの三田の山」とか「ミナミのあの土地」とか「…

暑い

今年初めての水シャワーをした。解禁ラインは、最高気温34℃くらいだろうか。 食欲がわかない。夕食は無しでいいかと思ったが、野菜とタンパク質が必要だ。 野菜を1日350g。はてなの常識。わたしもだいぶと習慣にしているところだが、今日は全然足りなかった…

お笑いと政治は、相性が悪い

演芸の分野で。 近頃さいきん、わたしが演者であるとするならば、ネタにしたくなる政治ネタには事欠かないが、これを皆が笑う話にするのは難しそうだ。 客席に座る者として言うならば、政治的文脈のネタはいろいろ考えてしまうゆえ、高座からは聞きたくない…

見た夢・疲れる夢

わたしと相棒に追っ手がかかり、車で逃走する場面から始まるロードムービー。なぜ追われる身となったのか、その理由は不明。 街の端まで猛スピードで飛ばしてきたら、ひどく川幅のある大河が現れた。川には巨大な鳥かごのような形の吊り橋がかかっており、こ…

夏が来たので

池の上に森ができて、 茎と葉っぱがぐんぐんと背をのばして、 すくっとした蕾が姿を見せて、 ハスが咲いた。 早朝に開いて昼過ぎには閉じるというから、早起きのわたし向きの花で、たしかにほぼ満開のところしか見たことがない。 午後になると、いったん開い…

見た夢・神戸の夜

旅先での出来事。 夜道を歩く人がみな何か灯を手にしている。提灯行列というのか。 わたしは「ああ、今日は祭りなのだな」と思った。 宿は古い日本家屋で、ところどころに中国風のしつらえがある。 天井の片隅に穴があいており、その横手に 「ここからシリウ…

万年筆を持つことになった

知人から譲り受けた。わたしの小さな人生で初めての万年筆との対面である。ボディは真鍮とのことで鈍くかがやいている。使ううちにくもるが、磨けばリカバーするという。少し細身だろうか。イメージしていた万年筆より、ちょっとスレンダーな美しいものであ…

ああ、すごい湿度だな

じっとり、むしっと空気が重い。 手に顔に体に触れる先から、水になりそう。 正しく梅雨だ。

見た夢・浮気しずめの水

飲むとたちどころに浮気な心がしずまるという、不思議な水をくみに行く話。 まだ見ぬ泉を目指して手に汗にぎる冒険譚とはならず、ぐだぐだな展開。 泉にはたどり着かず。

自宅PCがつぶれ、家出した母が転がり込み、クチナシが咲いた週末

先週から少しずつ不具合があったような気がするPCがついに起動しなくなった。 父と喧嘩した母の来訪があり、人間の少しずつの不具合もこんな形になり得るのか。などと思ったが、よくよく話を聞くと、父母の不具合はわたしのPCほどではなく、母は3泊して帰宅…

有吉佐和子『和宮様御留』講談社文庫

幕末に徳川将軍へ降嫁した和宮。仁孝天皇の娘、孝明天皇の異母妹。14代・家茂の正室。彼女を題材とした物語。 東下を嫌がった宮の替え玉説は有名だが、この小説がそれにどの程度寄与したか、わたしは知らない。しかしながら、なかなか「本当らしく」感じられ…

井伏鱒二『山椒魚・遙拝隊長 他7編』岩波文庫

古書店で催された読書会の課題図書。 自分からはなかなか手をのばさいだろうという作品を、わりあい真剣に読む動機づけになるのが、この手の会に参加することのよい点だと思う。 読んでいて少しきつかった。山椒魚の言うこと為すこと、あまりに情けないでは…

空気が変わったこと

夕方になって帰宅するとき、空調のきいた建物から外に出ると、空気に昼間の暑さが残っていた。夜になっても気温の下がり方がにぶい。先週までは夕方から夜にかけては気温が下がり、空気は乾燥していた。今は温度を保って湿気を帯びてきた空気。これから4ヶ月…

パクチーが育たない

ちょうどひと月半ほど前、ファミリーマートでパクチー栽培キットを買った。コンビニでそのようなものを売っている事に驚きつつ、買った。500円ほどであったと記憶している。 購入動機はパクチーが大好きだからである。育てて刈り取って無限パクチー、わたし…

若い夏

夕刻、帰宅時。 風さわやか、光は夏のもの。ああ夏だ。しかもまだ若い。今年の夏はまだ若い。 そう思って思い出したのだけれど、沖縄の言葉で「若夏」という表現がある。 まさに今。 とうの沖縄は今、梅雨の終わりでたくさん雨が降っているらしいのだけれど…

小沼 丹『清水町先生』ちくま文庫

小沼が師と仰いだ井伏鱒二について語る随筆を集めているが、将棋ついて少しばかり紙が費やされている。原稿を書かなければいけなのに将棋で暮れる一日を、それに付き合った弟子の視点からユーモラスに書いた一篇があり、これは冒頭に配されている。 続いてい…

朝の公園

早朝、ジョギング。公園はだいぶ緑が濃くなった。 池の近くへ差し掛かると、タブレット端末を持った男性が茂みの傍で何かを探すように歩いている。彼が写真を撮ろうとしているらしい茂みは、クチナシの群生であった。 咲いたのだろうかと思って茂みを見ると…

見た夢:いくつかのイメージ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 波に流される手足のついたバナナ全身タイツを着た子供が、大きなチーズをくわえて笑っているフルフェイスのヘルメットの男がうつむき加減で立っていて、耳のあたりで髪を切りそろえた少女は…